さて、今回のブログのテーマは「
SEOのキーワード選びで注意した方が良い事(SEO会社の中の人向け)」です。
もちろんGoogleにおけるSEOキーワード選びに関する内容です。しかも、SEO会社の中の人向けというか、直接お客様との窓口になったりする人におすすめな内容です。
今、SEOキーワードはどのように決めていますか?
1.お客様の仰せのままに
2.SEO担当からの提案そのまま
3.お客様と一緒に話しあって決める
4.その他
きっと、3が圧倒的多数ではないかなと思います。
お互いある程度の納得をしてSEOキーワードを決定するのが大多数です。
お客様側であまりSEOのキーワード選びに関する知識があまり無い場合は、SEO会社側の提案をある程度信頼してくれる事も多いかと思います。
そこでSEOキーワード選定で気をつけたい事があります。
Googleでは同じような意味の言葉でも上位表示されているサイトが異なる場合が多いです。例えば、「SEO」と「検索エンジン最適化」でググって実際に上位表示されているサイトを見てみましょう。同じサイトが上位表示されていますか? Wikipediaぐらいですよね? しかもWikipediaの場合、「SEO」のwikiページからリンクがされてあり、SEOというキーワードの説明がされているページになっています。Wikipediaのような強力なナレッジ系サイトだからこそ上位表示されていると考えれます。
◯参考:Wikipediaのサイト内リンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/SEO
→http://ja.wikipedia.org/wiki/検索エンジン最適化
しかし、SEO会社など他のサイトはどうでしょうか。
少なくとも現在は「SEO」と「検索エンジン最適化」で同時に上位表示されているサイトは存在しないですよね? これはどういった事を示すのでしょうか。
人間であればキーワードを見れば同じ意味、もしくは同じような意味を持つ言葉だと判断できます。しかし、
検索エンジンは人間ほどの融通は無く、検索キーワードに対して最も関連性の高いページ、例え同じ意味だったとしても「SEO」や「検索エンジン最適化」といったキーワードにそれぞれ最も関連性の高いページを表示させます。
ここまで書くとなんとなくこのブログがなぜSEO会社の中の人向けなのかわかってくれるかと思います。
同じような意味のキーワードを複数個お客様に提案しても、Googleでは必ずしも同時に上位表示ができません。もしもあまり考えずに同じような意味をもつキーワードを提案しても、対策開始から数ヶ月経ってからお客様に「
Aのキーワードは上がったけどBのキーワードはイマイチ上がってこないね」と少し痛い事を言われたりしてしまうかもしれません。
後になってしっかり説明をしたとしても全てのお客様が納得してくれる訳ではありませんので、SEOキーワード選定は事前にしっかりしておくべきです。もしも今、悪い意味で適当にキーワード選定をしていたらすぐに考えを改めて提案するべきです。お客様にもSEO会社側にも悪い事になる事が多いはずです。
ちなみに、余裕がありそうな有名企業になると、似たような意味のキーワード(それぞれある程度の知名度があり、ある程度の検索回数が見込めるキーワードの場合)で、それぞれそのキーワード毎にページを作り、それぞれのキーワードで上位表示しています。この様な実例を見ると、もしかしたらキーワード選定からサイトのリニューアルや新規立ち上げといった事もお客様にご提案ができるかもしれませんね。
SEOのキーワード選定は、お客様の要望とキーワードアドバイスツールなどの数値の他に、実際に上位表示されているサイトの状況も考慮しなければいけません。Yahooでは似ているキーワードでも上位表示ができましたが、最近のGoogleはシビアです。特に知名度が高い会社のサイトが競合サイトとして多数あるようなキーワードでは競争が熾烈です。そんな熾烈なキーワードを複数対策したとしても、メインを1キーワードに絞っているサイトに勝てるはずがありません。
少し恋愛に置き換えると、A子さんだけ好きと言っている人と、A子さんもB子さんも好きだと言っている人が居たら、A子さんは前者を選ぶ事のほうが多いのと同じような感じです。
A子さんとB子さんにアピールするよりも、A子さんとA子さんの家族(複合キーワード)にアピールする方がより良い評価を得られると思います。やはり、1テーマ1サイト(1テーマ1ページ)で誠実なキーワード選定がベターです。
※それでも多数のキーワードで上位表示しているサイトはありますが、それは多方面で高い能力を発揮している有名人みたいなものです。全てのサイトがそういった評価を得る事は不可能に近いと思います。
SEOのキーワード選定というのは自分の人生の岐路に立っている時のようにしっかりとどういった道(キーワード)を選ぶのかが重要です。
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